大学受験における勉強のモチベーションの上げ方と継続方法とは?

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大学受験

こんにちは、独学家(セルフ・ラーナー)のKuroです。

このブログでは、独学での大学受験や資格試験、海外留学についてのノウハウを発信しています。

こちらの記事では、大学受験を想定した勉強のやる気の上げ方と継続方法について解説します。

これらの疑問に答えます
  • どうすれば勉強へ対するやる気がでる?
  • 勉強してもモチベーションが続かない、どうすればよい?

この記事は、独学に限らず大学受験を控えた方々にも有益な内容が含まれていますので、是非ともご一読ください。

勉強へ対する姿勢

志望校に受かるためには、目標を定めて計画を練り、それを実行していくことが必要となります。しかし、実際に勉強するとなると、やる気がでなかったりモチベーションが続かなかったりする人が多いのも事実かと思います。

ここからは、私が高校生の頃、実際に実践したやる気の上げ方とモチベーションの継続方法をお伝えします。

まず、私が実践したやる気の出し方とモチベーションの上げ方はこちらです。

  • 「身近な人から認められる」という意識を持つ
  • 成績が上がる喜びを覚える
  • 合格した時のメリットを考える
  • 合格した自分を想像する

では、それぞれの内容と私の事例を見ていきましょう。

「身近な人から認められる」という意識を持つ

いきなりですが、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローは人間の基本的欲求を5段階に分類する「欲求段階説」を提唱しました。5段階というのは、

  1. 生理的欲求:「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」など、生きていくために必要な、本能的な欲求
  2. 安全欲求:安心・安全な暮らしへの欲求
  3. 所属と愛の欲求:集団に属したい、仲間から愛情を得たいという欲求
  4. 承認欲求:他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求
  5. 自己実現欲求:自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求

というもので、ピラミッドのように表現されます。

アブラハム・マズローの欲求段階説の図説

これを見ると、日本で生まれ育った場合には「生理的欲求」と「安全欲求」は満たされており、また高校生活を送る中で「所属と愛の欲求」は満たされてきているものと考えられます。一方で、「承認欲求」と「自己実現欲求」は未だ満たされていない人も多いものと思われます。

そのため、高校生にもなると、何らかの形で友達や家族から認められた存在になりたいという、承認欲求を満たしたい状況にあるといえます。そして、勉強へ対するモチベーションを上げるために、この承認欲求を勉強への意欲に変えるのです。

つまり、勉強して難関大学へ合格することにより、自分が尊敬している人や、意識している人、いつも一緒にいる友達などから、自分という存在を認めてもらえるのではないか、という認識を持つのです。現に、独学で難関大学へ合格したら、周りの人があたなを見る目が変わることでしょう。

Kuroの場合

私の事例を紹介します。

高校受験を終えた中学三年生の春、父親と雑談をしていたら、父親が何気ない一言をいいました。

父親「俺は東京工業大学に行きたかったけど、実力が足りず、しかたなく地方の国立大学へ進学した

この発言を聞いたとき、私は単純に次のように思いました。

「なるほど、では、東京工業大学へ合格すれば父親から認められた存在になるのではないか

これを機に、私は高校へ入学する前から高校1年目の教科書を手に取って、東京工業大学へ進学するために独学で勉強を進めることとしたのです。当時、私はマズローの5段階の話は知りませんでしたが、父親の一言から、身内に認められるかもしれないという気持ちが自然と湧いてきて、勉強へのやる気が高まったのです。

今となっては父親がこの言葉を覚えているのかも定かではありませんが、この一言がなかったら、私の勉強へ対するやる気が上がらなかったことは間違いありません。

そして、東京工業大学を目指して勉強を継続していたら、東京大学を目指せる実力がついてきたことがわかり、東大を目指して勉強を継続した結果、無事に合格しました。勉強への意欲を高めてくれた父親に感謝しています。

マズローの欲求段階説についてもう少し詳しく把握されたい方は、こちらのブログなどをご覧ください。

成績が上がる喜びを覚える

喜びを覚えるイメージ

次に、成績が上がる喜びを覚えることで、勉強へ対するモチベーションを継続することができます。

勉強を通じて一度でも成績が上がれば、勉強を継続すれば更に成績が上がるのではないか、という気持ちが芽生えてきます。更に、ここまで成績が上がったのに、勉強を止めてしまえばせっかく上がった成績が落ちてしまうのではないか、という不安も勉強を後押しする材料となります。

勉強を始めるタイミングとして、高校3年から勉強を始めると、周りの友達も同じ時期に勉強を始めるため、学力が上がったとしても学年の成績順位が上がらない可能性があります。そのため、周りの友達が勉強を開始していない段階、つまり高校1年時に集中的に勉強した方が、簡単に成績順位を上げることができるのです。

Kuroの場合

私の場合、先に記載したとおり高校入学前から教科書を読み始めていたため、最初の校内テストで360人中20位を取ることができました(私の卒業した高校は、東大への合格者が毎年1人でるかどいうか、というレベルの地方の公立高校です)。高校入学試験も苦労した私にとってはこの結果がとても嬉しくて、更に勉強すれば更によい成績がとれるのではないかと思うようになりました。また、勉強を継続して1桁台の順位をとった時は、更によい成績をとるというモチベーションに加えて、勉強時間を減らしたら成績が落ちてしまうのではないか、という不安も勉強を駆り立てました。

以上から、先ずは一度でもよいから勉強を通じて成績を上げる努力をする。そのためには、周りが勉強していない高校1年の時こそ勉強してみることです。

合格した時のメリットを考える

次に紹介するモチベーションの上げ方・継続の仕方としては、合格した時のメリットを考えることです。

どのようなことをメリットと捉えるかは人それぞれですが、いくつかの例としては、

  • 就職が有利になるかもしれない
  • 優秀な人たちと切磋琢磨する機会が得られるかもしれない
  • 自分の学びたい分野を深く学べるかもしれない
  • 異性にモテるかもしれない

などなど、どのようなことがメリットとなり得るかは本当に人それぞれです。

Kuroの場合

私が高校受験をした際は、志望校が最も家から近い高校でしたので、志望校に受かれば朝遅くまで寝ていることができる、というのが一つのメリットでした。

また、東大を受験した時は、国立大学へ入学すれば一人暮らしをさせてくれると親が言ってくれたので、東京で一人暮らしをすることができる、というのが一つのメリットでした。

あまり本質的なメリットではないように見受けられるかもしれませんが、モチベーションを上げることさえできれば、どのようなことをメリットと捉えても良いのです。

合格した自分を想像する

最後に、モチベーションを上げる・継続する方法として、合格した自分を想像することが挙げられます。

最初の方法で述べた、身近な人から認められる意識を持つ、というのは、マズローの欲求段階説のうち、4段階目の承認欲求を満たすものでした。そして、ここで挙げる「合格した自分を想像する」というのは、5段階目の自己実現欲求を満たすものとなります。

アブラハム・マズローの欲求段階説の図説。自己実現欲求と承認欲求を強調。

自己実現欲求とは、自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求です。そして、大学受験の上では、あるべき自分=志望校に合格している自分、と捉えることができます。志望校に合格している自分を想像することで、あるべき自分の像を明らかにして、その像に近づきたいという欲求に基づき勉強を継続するのです。

Kuroの場合

私も東大を受験すると決めた後は、自分が東大生になっている姿を何度も想像しました。そうすることが、勉強のやる気を継続する大きな要素となりました。また、オープンキャンパスへは参加した方が良いとよく言われ、私もこの意見には賛成です。その理由として、大学の学部・学科の取り組みを把握できることに加え、大学の雰囲気を肌で感じることで、志望校に合格している自分をより具体的に想像することができるからです。

まとめ

以上、こちらの記事では大学受験を想定した勉強のやる気の上げ方と継続方法について紹介しました。

最後に、冒頭に記載した疑問へ対する私の答えをまとめます。

疑問
  • どうすれば勉強へ対するやる気がでる?
  • 勉強してもモチベーションが続かない、どうすればよい?
答え
  • 大学受験を通じて自分という存在を周囲に認めてもらうという認識を持つ
  • (できれば高校1年時に)勉強して成績を上げる喜びを覚える
  • 志望校に合格した時のメリットを考える
  • 志望校に合格した自分自身を想像する

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