大学受験生の親が、受験生をやる気にさせる秘訣を解説します

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大学受験

こんにちは、独学家(セルフ・ラーナー)のKuroです。

このブログでは、独学での大学受験や資格試験、海外留学についてのノウハウを発信しています。

こちらの記事では、大学受験生をもつ親が、どうやったら受験生の勉強へ対するやる気を上げられるのか、について解説します。

こちらの疑問に答えます
  • 受験生が全く勉強しないけど、親としてモチベーションを上げられることはできる?

この記事は、大学受験を控えた子供を持つ全ての親へ有益な内容が含まれていますので、是非ともご一読ください。

受験生が勉強しない

大学受験を控えた子供がいるのに、全く勉強しなくて不安。勉強しろと言い聞かせているのに勉強しなくて困っている。このような悩みを持つ保護者は多いのではないでしょうか。

私の経験上、受験生へ対してむやみに「勉強なさい」といったとしても無意味です。親が口うるさいと、寧ろ受験生のモチベーションを下げてしまうことにつながりかねません。

モチベーションを上げる方法

ここからは、保護者の立場になった受験生のモチベーションの上げ方をお伝えします。

まず、私の考える保護者としてのモチベーションの上げ方はこちらです。

  • 承認欲求を駆り立てる
  • 大学へ合格した時のメリットを考える
  • 一緒に勉強する

なお、本記事は次の記事と関連していますので、宜しければこちらもご覧ください。

承認欲求を駆り立てる

いきなりですが、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローは人間の基本的欲求を5段階に分類する「欲求段階説」を提唱しました。5段階というのは、

  1. 生理的欲求:「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」など、生きていくために必要な、本能的な欲求
  2. 安全欲求:安心・安全な暮らしへの欲求
  3. 所属と愛の欲求:集団に属したい、仲間から愛情を得たいという欲求
  4. 承認欲求:他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求
  5. 自己実現欲求:自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求

というもので、ピラミッドのように表現されます。

マズローの欲求段階説にかかるダイアグラム

これを見ると、日本で生まれ育った場合には「生理的欲求」と「安全欲求」は満たされており、また高校生活を送る中で「所属と愛の欲求」は満たされてきているものと考えられます。一方で、「承認欲求」と「自己実現欲求」は未だ満たされていない人も多いものと思われます。

そのため、高校生にもなると、何らかの形で友達や家族から認められた存在になりたいという、承認欲求を満たしたい状況にあるといえます。そして、勉強へ対するモチベーションを上げるために、この承認欲求を勉強への意欲に変えるのです。

では、どのように承認欲求を駆り立てることができるのでしょうか。

それは、大学へ合格するということが、あなた(親)が子供を認めることとなる、ということをそれとなく伝えるのです。例えば、

  • 私(親)は〇〇大学に行きたかったけど、学力が足りなかったから進学できなかった
  • 私(親)は〇〇大学に入ることが夢だった
  • 私(親)は医者になりたかったけど医学部に入ることができず断念した

ということを、子供へ対して伝えてみるのです。こうすることで、あなたの子供は、

「なるほど、では、〇〇大学へ進学したら、親から認めてもらえるのかな

と、承認欲求が駆り立てられるかもしれません。

また、これは受験に限らず、多くのことに当てはまります。「プロ野球選手になりたかった」など、親が達成できなかったことを子供へ打ち明けることにより、親の思いを子供へ託して、承認欲求を駆り立てるのです。

Kuroの場合

私は父親の「俺は東京工業大学に行きたかったけど、実力が足りず、しかたなく地方の国立大学へ進学した」という何気ない一言で、勉強のやる気が湧きました。

大学へ合格した時のメリットを考える

次に受験生の勉強へ対するモチベーションを上げる方法としては、受験生が大学へ合格した時のメリットを考えること、与えてあげることです。

これは、親の視点から、子供がどのようなことに興味があるか、ということを考えることも大切です。いくつかの例としては、

  • 〇〇大学には有名な〇〇部や〇〇研究会(子供の関心分野)があるらしいよ
  • 〇〇大学は〇〇分野の就職に有利らしいよ
  • 〇〇大学は有名芸能人の〇〇さんが在籍しているらしいよ
  • 〇〇大学に合格できたら一人暮らしをしてもいいよ

などなど、どのようなことがメリットとなり得るかは本当に人それぞれです。親として子供が興味関心のありそうなテーマを考えてみて、大学の情報をリサーチして、その大学へ合格した時のメリットとして受験生へ少しずつ共有してみるのです。

上記の例はあまり本質的なメリットではないように見受けられるかもしれませんが、モチベーションを上げることさえできれば、どのようなメリットを提示しても良いのです。

Kuroの場合

私が東大を受験した時は、国立大学へ入学すれば一人暮らしをさせてくれると親が言ってくれたので、東京で一人暮らしをすることができる、というのが一つのメリットでした。

一緒に勉強する

最後に紹介する方法は、受験生と一緒になって勉強するなど、親も勉強する姿勢を見せることです。

親が受験生へ対して「勉強しなさい」と一方的にいったとしても、受験生としては「あなた(親)は高校生のころどれだけ勉強したの?」、また、「あなた(親)はいつもドラマをみてばっかりで、ズルいじゃないか」と思っているかもしれません。

Kuroの場合

私が中学生の頃、母親に「勉強しなさい」と言われても、上記と似たようなことを感じて、全く勉強しませんでした。

ではどうすればよいかというと、親も受験生と一緒になって勉強するのです。1週間に1度、また1時間だけでも良いので、受験生と一緒になって勉強することで、勉強への姿勢を少しずつ変えていくのです。

この時、あなた(親)は大学受験の勉強をする必要は全くありません。寧ろ、受験生へ対して下手に勉強方法へ口を出すのはNG行為です。そのため、例えば英語や、取りたい資格があれば、その資格試験の勉強をすればよいでしょう。また、あなた(親)も実際にTOEICや資格試験を受験することで、試験という同じ目標に向かって子供と一緒に努力することができます。

親として勉強する姿勢を見せることで、受験生としては、親も協力してくれているという気持ちが湧き、勉強へ対するモチベーションが上がることが期待されます。一緒に勉強することは、あたな(親)自身の勉強にもなり、同時に受験生の勉強へ対する姿勢を変えられるという、一石二鳥の効果があります。

もし、ご自身が机に向かって勉強できないのならば、受験生へ対して「勉強しなさい」という資格はないと思っています。

まとめ

以上、こちらの記事では大学受験を想定した勉強のやる気の上げ方と継続方法について紹介しました。

最後に、冒頭に記載した疑問へ対する私の答えをまとめます。

疑問
  • 受験生が全く勉強しないけど、親としてモチベーションを上げられることはできる?
答え
  • あなた(親)が達成できなかったことを共有することで、受験生の承認欲求を駆り立てる
  • 大学へ合格した時のメリットを共有する、与えてあげる
  • 一緒になって勉強する

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