社会人が大学院へ留学するメリットとデメリットを紹介します

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留学

こんにちは、独学家(セルフ・ラーナー)のKuroです。

このブログでは、独学での大学受験や一級建築士試験、海外留学についてのノウハウを発信しています。

こちらの記事では、外部の奨学金を得てアイビーリーグの一校へ留学したKuroが、社会人が大学院へ留学するメリットとデメリット、について紹介します。

はじめに

社会人のみなさまの中には、更なるキャリアアップや人脈を広げることを目指して、大学院留学を検討されている方もいらっしゃると思います。

しかし、大学院へ留学するとなると、相応の準備時間や費用が必要となり、また今までのキャリアを中断しなければなりません。そのため、留学したくてもなかなか決断できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの記事では、そのような方々のために、会社を退職してアイビーリーグの一校へ留学したKuroが、大学院留学のメリットとデメリットについて考えてみます。

Kuro
Kuro

私はメリットの方が大きいと考えて、留学を決断しました。

社会人が大学院へ留学するメリット

留学するメリットのイメージ

まず、私の考える社会人が大学院へ留学するメリットはこちらです。

  • 特定の知識・スキルを学ぶことができる
  • 英語力が上達する
  • 国際感覚を身に着けられる
  • 幅広い人脈を形成できる
  • キャリアアップにつながる
  • 長期休暇を取れる

では、ひとつひとつ見ていきましょう。

特定の知識・スキルを学ぶことができる

最初のメリットとして挙げられるのが、特定の知識やスキルを身に着けられる、ということです。

留学に関心のある社会人の皆様は、留学にあたって何かしらの目的をもっている方々だと思います。そして、目的の一つとして、ご自身の専門分野を深めたり、新しいスキルを身に着けたいと思っている方も多いと思います。

というのも、仕事をしていると日々の業務に忙殺されてしまい、どうしても特定の知識やスキルを身に着けるための勉強時間がとれない、ということがあります。また、勉強したくても、専門的な分野であればあるほど、市販の参考書が少なかったり、資格学校の講師が見つからなかったりして、なかなか勉強が捗らないという事態も想定されます。

しかし、大学院へ留学すれば、仕事のことを忘れてご自身の学びたいことに没頭できます。また、各クラスを受け持つ教授陣はその分野の造詣が深いため、いくらでも学ぶことができます。

キャリアチェンジのために、流行りのプログラミング言語など新しい分野を学んでみたいという方も、大学院へ留学すれば様々なクラスを取ることができ、ゼロベースで効率よく学ぶことができます。

Kuro
Kuro

集中して特定の知識・スキルを学べるということは大学院へ留学する大きなメリットです。

英語力が上達する

次のメリットとして挙げられるのは、やはり英語力が上がるということでしょう。

言わずもがなですが、大学院へ留学するとクラスは全て英語です。クラスで講師がレクチャーするのも、学生同士でディスカッションするのも、課題のエッセイを書くのも、スーパーで買い物をするのも、WhatsAppの会話も、全て英語です。

Kuro
Kuro

ちなみに、ネイティブのクラスメート同士が行うWhatsAppの会話は英語の勉強になります。

このような英語前提の世界に入ることで、自然と英語を学び取れることに加えて、状況に応じて否応なしに英語を勉強せざるを得なくなります(わからない単語や文法を調べるなど)。

もちろん、海外に住んだことのない方は、最初は苦労すると思います。特に、アメリカ人の英語を聞き取ることや、ご自身の意見を述べることは最初は苦労するでしょう(現に、私がそうでした)。しかし、そのような状況に慣れていくことで、英語を聞いて話すということが少しずつ自然とできるようになります。

グローバル社会と呼ばれている中、実践的な英語力を身に着けられることは留学における大きなメリットです。

国際感覚を身に着けられる

次に挙げらるメリットは、国際感覚が身に着けられることです。

留学すると、日々のニュースを現地のメディア(例えばThe New York TimesやBBC)を通じて手に入れるようになります。これらのメディアは世界中のニュースをいち早く伝えてくれるため、ニュースをフォローすることで世の中で何が話題になっているのかを常に把握することができます。

また、留学先には留学国の学生に加えて、様々な国から留学してきている学生がいます。それらの学生と英語で話すことにより、様々な国の文化的背景や、考え方、趣味や嗜好などを知ることができます。

このように、生のニュースを常にフォローして、日本人以外の学生と交流することで、世界の出来事に造詣が深くなると共に、文化的背景の異なる人への理解が深まり、国際感覚を身につけることができるでしょう。

幅広い人脈を形成できる

次のメリットは、幅広い人脈を形成できることです。

海外へ留学することで、自国の人や、様々な国からの留学生と知り合うことができます。同じプログラムの学生はもちろん、他プログラムのクラスを取ったり、様々な団体(アジアコミュニティなど)へ所属すれば更に人脈は広がります。また、同じ大学へ留学している日本人と繋がることもできたり、インターをすればインターン先の社会人とも繋がりになることができます。

Kuro
Kuro

留学先で人脈を広げようと思えばいくらでも広げることができます。

そして、留学先で作り上げた人脈は、卒業後のキャリアにおいても活用できます。留学先の学生は、将来的に様々な国や分野で活躍します。そのため、ご自身の分野で関連のある人と連絡を取ってビジネスに繋げていくことや、海外出張する際にその国で勤務している卒業生から最新の情報を得るなど、様々な活用手法が考えられます。

人脈の形成は将来のキャリア形成に必ず役立つため、大学院へ留学するメリットの一つとして挙げられるでしょう。

キャリアアップにつながる

いままで述べたメリットの結節点として、キャリアアップにつながることが挙げられます。

大学院へ留学することにより、特定の知識・スキルを身につけ、ビジネスレベルの英語力を養い、尚且つ幅広い人脈と国際感覚を有することができます。これだけの素養を身につければ、社費留学される方なら所属先の企業で出世することができ、また退職した方でも比較的容易にキャリアアップすることができるでしょう。

また、留学された人の中には、現地で就職される方もいらっしゃいます。「円」で稼ぐのではなく、「ドル」や「ユーロ」で稼ぐ能力を身に着けられることが、留学の大きなメリットです。

Kuro
Kuro

円安傾向の現在、ドルで稼げる能力は大変重宝しますよ。

長期休暇を取れる

最後にオマケとして、長期休暇を取れる、ということも大学院留学のメリットとして挙げておきます。

大学院へ留学すると、1年プログラムの場合は冬休みがあり、2年プログラムの場合は更に夏休みがあります。夏休みはインターンする人が多いですが、それでも数週間、場合によっては1ヶ月以上も休みを取ることができます。

社会人になると、長期休暇と言えばゴールデンウィーク、お盆、年末年始の、せいぜい1~2週間程度でしょう。しかし、留学するとそれ以上の長期休暇を取ることができます。この間に、ご自身のスキルを更に磨くこともできますし、もちろん他国へ旅行へ行くこともできます。

Kuro
Kuro

私も、留学中は長期休暇を利用してアメリカ各地へ旅行しました。

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社会人が大学院へ留学するデメリット

留学するデメリットのイメージ

次に、社会人が大学院へ留学するデメリットはこちらとなります。

  • 準備時間が必要となる
  • 相応の費用が必要となる
  • キャリアを中断せざるを得ない

では、それぞれ見ていきましょう。

準備時間が必要となる

先ず、社会人が大学院へ留学するデメリットとして挙げられるのが、準備時間がかかることでしょう。

海外の大学院へ出願する場合、次の記事で説明しているとおり、英語の試験を含めた様々な書類を用意しなければなりません。社会人として、仕事をしながらこれらの必要書類を用意するとなると、相応の時間と労力が必要となります。そのため、なかなか時間を取れず、英語試験で目標点を達成できないがために留学の夢を諦めてしまう人もいることも事実です。

相応の費用が必要となる

また、相応の費用が必要となることも大学院留学のデメリットの一つです。

次の記事で説明している通り、アメリカの大学院へ留学するとなると、1年間で1,000万円以上の費用は見込んでおいた方が無難です。

社費留学で授業料や滞在費を企業から出してもらえる人は良いですが、私のように退職して留学するとなると、外部の奨学金を得ない限りには相応の出費が発生してしまいます。2022年6月現在、円安ドル高基調が続いているため、今後は更に留学費用が上がることが想定されます。

キャリアを中断せざるを得ない

最後のデメリットとして、今まで築き上げたキャリアを中断しなければならないことが挙げられます。

社会人を経て大学院へ留学する際は、どうしても所属している企業の仕事を一時中断するか、または退職する必要が出てきます。

社費留学として留学する際は、企業が留学もキャリアの一部として捉えてくれて、その後の出世も見込めるでしょう。しかし、退職して留学する場合は、所属していた企業で築き上げたキャリアを捨てなければなりません。留学後の雇用情勢が見通せない中、これは大きなリスクとなります。場合によっては、退職して留学したことを後悔する日が来るかもしれません。

Kuro
Kuro

私は退職して留学したため、所属企業でのキャリアを捨てることとなりました。しかし、今は全く後悔していません。

最後に

こちらの記事では社会人が留学するメリット、デメリットを挙げてみました。

これらのメリット、デメリットを踏まえて、留学へ行く意義が十分にあると思われた方は、是非ともその道を追い求めていただければと思います。

もちろん留学にはデメリットもありますが、充実した留学生活を送ることにより、将来的なキャリアアップに繋げることができます

参考として、こちらはハーバードビジネススクールを卒業した人たちの平均年収に関する記事です。これを見ると、卒業直後の平均年収は$217,000/年という途方もない金額となっています。もちろん、ハーバードビジネススクールへ入学することは至難であり、費用もかかり、なお且つタフな留学生活を送らなければなりません。しかし、しっかりと留学することができれば、十分なリターンを得ることができるのです。

Kuro
Kuro

最後までご覧いただきありがとうございました。


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